先日の政府による書店支援に対して本好きの皆さんが無批判にそれを受け入れてしまった構図、たぶん「本は素晴らしいものなのだから支援されて当然」というような、ある種の選民思想的な考えが無自覚に披露されちゃったものだとも思うんですよね。本好きの方々、よく「本を読まないなんてありえない」みたいなこと言うじゃないですか。そこにある傲慢さや暴力性にまったく気づかないまま、本を読めば良い人になれるとか読書は誰も傷つけないとか信じちゃう感じ。きっと毎晩パーティ参加してる人に「パーティに来ないなんて損してますし、社交性ないんですね」とか言われたらそういう本好きは怒るだろうけど、それと同じことしてるということには気づいてない。「本を読む我々は優れているが、本を読まないかれらはそうではない。そして本を読まない人が多いから社会は変わらないのだ」みたいなね。
このナイーブさをどうほぐしていくか、というのが課題なんですよね。こういうナイーブさを持つ人を切り離してダメ人間認定したら同じ穴のむじななので。
@gucchi_penguin こんばんは。「映え」云々はともかく、カフェは社交というか交流の場で、カフェ併設の書店は昔からあって、そういう書店は朗読や講演など市民活動の場にもなっていて、あらゆる文化の宝庫というか共有空間なのは確かなので、それらが街や地域からなくなってしまうのはどうにかしないといけないと思います。
本を「情報」として捉えるだけなら、代替手段としてのデジタルは利便性は高いですが全く同じにはならないので、優劣ではなく、どちらも必要ですね。