今回個人的に衝撃だったのは、KADOKAWAというある程度経営が安定してそうな企業が、わざわざ露骨なヘイト本を露骨な宣伝文句で売りに出す、というリスク/コストを取ってまで売ろうとしてきた、ということのほうだったりします。映像やグッズなどのコンテンツ事業で比較的安定した収益を得ているように思えていたので、わざわざそんなことする?という衝撃。ここから考えられるのは大きくわけてふたつ。本当は経営がヤバい。もうひとつは、経営云々とは無関係の翻訳チーム単体の暴走。たぶん後者。そしてKADOKAWAレベルの規模になると刊行する本の1点1点など確認していないので、経営陣レベルの中にもまだこの本の存在を知らない者もいるくらいだと思う。