仕方がないのでカナと台所に引っ込んで冷蔵庫から残りの食材を手当たり次第取り出して何かもっといいものが作れないか考えながら食欲睡眠欲排泄欲の三代欲求は妨害されると普通に死ぬものだし例えばトイレに行かせてもらえず人前で漏らしたとしたら尊厳を毀損されていて人権の問題…人権ってわかる?子どもの権利条約とか…図書館で聞くといいよ司書さんはいつだってそういうの聞かれたいんだから…大人はああしていとも容易く子供を惨めな立場にして最悪な気持ちにさせておいて手をついて頭下げて謝ることもできなくて人は誰でも時さえ経てば大人にはなれるんだからああいうのがいることもまああり得なくない全然あり得なくない一番身近で守ってくれるはずの親でもああいうことはするけど、
昨日の夢は一人称視点で私はたぶん肌が黒くて自国で迫害されていてそれが何故なのかはわからない 家族はいないけど仲間がいて、リーダーのおっちゃん、インテリで強い兄ちゃん、妹みたいな子、姉みたいな子、私、の5人で飛行機で国外脱出する たぶん貨物に紛れてる
途中で爆撃に遭って、たぶん飛行機の尻尾側の方を弾がかすめて操縦は効かなくなっていて滑空するようにゆっくりと落ちていって、貧しい国で他国のお下がりの飛行機はそもそもボロボロのペラペラだったっぽくて貨物室の外側の壁が衝撃でポロッと取れて落ちちゃって、そこから外が見えるんだけど夜で真っ暗で真下の街がところどころ真っ赤に燃えててきれいだった
飛行機は海に落ちたっぽくておっちゃん兄ちゃん姉私は助かった 妹とははぐれた 暑い国でたぶん来たところと同じくらい貧しい 肌の白いきれいな服を着ている人たちの住む街とそうじゃない人の住む街(工作で割り箸と粘土とテープで作ったような)は明確にエリアが分かれていて、私たちはよそ者で勘が働かなかったから肌の白い人のエリアに入り込んでしまって、バスに乗ったら警察がきて兄ちゃんは刺されて(警察に撃たれたんじゃなく警察の目の前で民間人に刺された)おっちゃんはバスの座席を外して盾にしながら私を逃した 姉とははぐれた