「令和の世でこんなレズビアン像がお出しされるなんてクソすぎ」という批判めちゃくちゃわかるけど、でもいったんこれは今ここに打ちこまれておくべき礎石だろうがって思う 無かったことにされてきた、無かったことにできちゃってた話が漫画になって嬉しい ウルトラスーパーハッピーエンドな話はいくらでも必要だけど、いったんこれは必要だった 読めて嬉しかった
Xッターで感想見てたら出てきたコメント群(暴言ママ注意)
「金勘定で男と番ってガキつくった主人公」「自分の魂を売り払って異性愛者の世界になじんだクソ女」「レズビアンからすれば最低最悪最下層の振る舞い」「クィアを都合よく殺してる」「一体どう言う人らがどういう感情や感想で読んでるのか全くわからない」等々…
こりゃ心削られたわ
そうせざるを得なかった時代、「本物の」愛に殉じることなんかできなかった人の方が多かった時代、どうあがいてもどうつくろっても公的には認めてもらえていない現状、全て無視、自分の主観だけの「当事者性」で他の当事者の置かれてきた環境や実態を無視した上に絶対に今存在するであろう「実例」まで足蹴にしてる 漫画のキャラクターでなく現実世界の生身の人間を貶めていることに気づいていない
一部レズビアン界隈がバイセク女に向ける敵意そのまんまでもあり、これもまた「知ってるやつ」だ
正直、レズビアンカップルの話と気づかなかった/親友同士の道が分たれる普遍的な話だと思った/百合!百合!百合! 等々の反応の方がまだ全然マシだわ 裏切り者のクソ女って…
会いたい人には会っておくべき、さまざまな人生にさまざまな後悔がある、全ての選択には無かった方の人生がつきまとう、涙が出ない瞬間にも吹き荒れるような悲しみがそこにある、っていうメッセージを読者が正しく受け取れてさえいれば漫画表現としては花丸オッケーでしょ
「もっと確定的に絶対に誰もが主人公がレズビアンだとわかるように描かれるべきだった」ならまだ指摘、要望として意味がわかるけど、私はあの回想としおりの弟や夫とのやりとりでの2回にわたる「ただの友達ではない」の念押しとで読み取りに十分だと思うし、読み取れてない人についても根拠を示して「この部分を読み取れてないのでは?」でいいじゃんと思う
あと意図的にそうされてて効果もあるけど同時に混乱もさせる主人公の名前と見た目の近似(しおりとかおり)(塩顔ギャル)の表現がやっぱり誤読も招いてるっぽくて惜しいな〜!!!、?!っていう…悔しい気持ち 先に男と結婚したのはしおりだよ