大統領選後、普段さほど政治的ツイートをしてこなかった、どちらかと言えば左派系と思しきアメリカのスポーツ系アカウントが、揃いも揃って女子スポーツは生物学的女性の為に、ということを言い出し始めていて、今まで大変だったんだなあと、置かれていた状況をいろいろと察する。特にカレッジスポーツの現場で抵抗しようという動きが表面化していて、やはりここが最前線になったかと。
米国だとバレーとバスケに、英国だとサッカーとダーツ、そして両国で共通しているのはサイクルレースにマラソン。まあリアトーマスの件とこの間のパリ五輪の女子ボクシングの件を左派系が蔑ろに扱ったツケがここになって一気に押し寄せている感じだ。
前から度々書いているけど、これは日本に限らないが、左派の人達は物凄くスポーツのことを軽く見るんだよな。ひとつ下に見るというかね。そんなものに熱狂している人たちは衆愚だ、みたいなね。一昨日紹介したマイケル・ムーアが示した、左派系の人たちによる野球帽に対する蔑みに対するムーアの怒りとか、理解出来なさそうだもんね。五輪批判の背後にその辺りの左派の人らの意識を感じて、嫌だなと思った記憶がよみがえるよ。でもここはとても大事なところなんだよ。スポーツと生活が密着している欧米世界では尚更にね。日本だって同じよ。
トランプ政権になったことで一番まずいなと思うのは、これをキッカケにして、保守側がオバマケアを廃止しようとする動きを加速させようとしているところなんだよねえ。性別肯定治療にオバマケアが適用されだしてたのよ、バイデン政権になってから。これを理由にして、一気にオバマケアをなくすみたいな動きが出始めている。その流れに乗ってケアの適用範囲の縮小、廃止なんかになったら、それこそ労働者階級直撃だよ。本当に余計なことしてくれたとつくづく思う