EXCLUSIF.JO 2024 : « Imane Khelif a été anéantie de découvrir d’un seul coup qu’elle pourrait ne pas être une fille ! » https://archive.md/2024.08.10-111301/https://www.lepoint.fr/sport/exclusif-jo-2024-imane-khelif-a-ete-aneantie-de-decouvrir-d-un-seul-coup-qu-elle-pourrait-ne-pas-etre-une-fille-09-08-2024-2567609_26.php
“女子ボクシングの新オリンピックチャンピオンは、生物学的には男性である。彼女(彼)のトレーナーとの独占インタビュー。女性ではない核型、染色体の問題、そして(医学的に)抑え込んでいたテストステロンの問題について語る”
一応試合は見てたんだけどね、ボクシング。別に今回の騒動関係なく、ボクシング好きな人にしたら五輪のボクシングは、これからプロで活躍するであろう有望な選手のお披露目会の側面があるから五輪の度に毎回欠かさず見ているけど、男子にせよ、女子にせよ、予選から決勝まで5−0のフルマークで勝ち抜けるなんてそうそうありえないことが2階級でおきた段階で、そりゃボクシング界の関係者は何も言えなくなるよなとね。今、何か語りだすと論争に巻き込まれるからみんな押し黙っているだろうけどね。まあこれからIOCを外して、ボクシング界として当然ながらプロも交えて(命に関わる話なんだから、当たり前)、明確な規定を策定するのは間違いないしその準備は進めているようだ。とはいえ、AIBAか示してきた基準を元にそれは作られるんだろうけども。
まあこのカオスが終われば皆、女子ボクシングのことなど忘れてしまうだろうけど、業界としてはこれからが大事になるのは言うまでもない。このジャンルの将来がかかっているんだから。
多分日本では続報が報じられることはないだろうから補足しておくと、今週に入り、昨年ケリフ選手のチームに招かれたトレーナーの一人が、ケリフ選手がパリで受けた検査の中身について話している。トレーナーの話によればAIBA(国際アマチュアボクシング協会)による検査結果の報告を受けた後に、チームはパリにあるDSD疾患専門の医療センターにケリフ選手の血液サンプルを提供して独自に再検査を要請した。しかしセンターからは「染色体やホルモンに問題がある」と、結果としてAIABの判断に間違いないことが確認されていたことが明らかになっている。そしてこの検査を受けてチームはCASへの上訴を取り下げた。この時点で国際陸連や国際水連の基準と照らし合わせてもケリフ選手は女性カテゴリーでは出場できないことになっていた。もちろんAIBA基準でもだめだった。それから五輪までの間に何があったのか?それはきっと世界中のジャーナリストが追跡しているところだろう。
この件の主要な論点は、参加基準を満たしているか、いないのか、というルールのはなしであって、差別か否か、という話ではない。
あとこの問題を肯定的に語っている日本のジャーナリスト、学者、活動家の皆が大きな間違いをしているのが「決定」という言葉の意味の取り方だよね。
発達生物学において、「決定」とは細胞または組織の分化を促進するプロセスを指す。したがって、「人間では染色体が性別を決定する」と言うとき、発達生物学では実際には男性と女性の発達を促すメカニズムを説明しているのであり、誰かの性別を「識別する」という意味で決定する方法を説明しているのではない。明確に言うと、性別がさまざまな方法によって決定されるという生物学の論文を読む場合、それは一般の人が理解する「決定される」という意味とは異なる意味になる。
ここの部分がわかってないから、意味不明な解釈がまかり通り、クマノミとかの話が持ち出される。それなりの肩書ある人らなんだから、本当にいい加減にしてもらいたいと心から思う。バカバカしいにもほどがある。