どうして「日本で何をしたほうがいいですか」というヘンな日本語を使うのだろう。これは正しくは「日本で何をしたらいいですか」だ。
比較できるものを提示していないのに、「ほうがいい」などという比較級は使えない。つまり「何」という一般疑問詞を入れた時点で比較すべき対象がないのが明らかだからだ。

日本人日本語教師でこうした質問をしたひとが2人もいるのにビックリしている。

生徒の前でもへんな敬語を使ったり教えたりする人はいませんか?

この「ほう」も間違った口語日本語として仲間内のジャーゴンとして話しているというのと,それをどこでも使ってしまう,というのの区別ができない人は,日本語を教えない「ほう」がいいような気がするんですが.

でも,これって「ほう」げんかもしれませんね.その場合には,ほうげんとして,どこどこのほうげんというラベルつきで正しい日本語あつかいしなくてはいけなくなるんでしょうか?
たとえば,大阪語は,non-native speakers に教えるときには正しい日本語の扱いをしますか?

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方言は基本的に高校では教えません。Advancedの日本語学習者ならまだしも、生徒たちはまだ中級に入ったばかりで、標準語をまず習うべきだからです。その方言の地域に住んでいる場合には普段の会話から自然に覚えると思います。方言というものは口語体ですよ。

標準語にも関東の標準語があったり関西の標準語があったりするし,口語体の標準語もあったりするわけでしょう.もちろん Japanisch für Ausländer みたいな人工的な標準語があるのだとはおもいますが.
私は関西に住んでいる東京の標準語の native speaker として,日々関西語の標準語に苦しめられているので,ちょっと過敏になりすぎているところもあるのかもしれませんが ....

あなたのおっしゃる「関西の標準語」というのはアクセント、イントネーション、語彙すべてがその土地に根付いた表現ですから、それはその土地に住んでいるなら習ったほうがいいと思います。ただし、外国で第二言語学習者として小中高で習う日本語でそこまでの違いを教えられるとは思えません。
日本の中高校で習う英語の表現と同じです。

日本の学校で習う英語はアメリカ英語です。だからと言って、イギリスではこう書くこう言う、オーストラリアではこうだ、ということまで高校で習わないのと同じことです

もちろん Deutsch für Ausländer のもじりで Japanisch für Ausländer と言ったのは,そういう意味です.

でもその意味では「日本で何をしたほうがいいですか」と言ってしまう日本人日本語教師というのは日本語教師としては,かなり不適格な人,ということになるのではないでしょうか.

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