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「一度きりの大泉の話」
amazon.co.jp/dp/B092D32ZPY?th=

この萩尾望都のエッセイは、萩尾望都に嫉妬する竹宮恵子と、自己否定で沈黙してしまう萩尾望都自身の半世紀に渡る確執の話だ。わたしは彼女らが一時共同生活をしていたことすら知らなかった。

萩尾望都は大好きだったし、時々書かれる「ポーの一族」続編は今も楽しみにしている。

竹宮恵子の「風と木の詩」はあまりにも暗くて残酷で途中で挫折。竹宮恵子は「少女漫画革命」を目指していたが、わたしはその革新的漫画家の描く14歳の残酷描写に耐えられなかったのだと思う。

その反対に、萩尾望都の視野の広さとその底に流れる人間的優しさには救われたし、その描写力が竹宮恵子に恐怖に近い嫉妬を与えたのかもしれない。

辛い話がメインだが、当時の萩尾望都とその周辺の交友も興味深い。知っている名前が次々と出てきて懐かしい。あの時代、少女漫画の変化する時代に現れた漫画家たち。わたしが今も読むのはそのほとんどがあの時代の漫画家たちなのだった。あの時代を知るひとたちには必読書だと思う。

私も少し前に読みました。萩尾望都さんも山岸涼子さんも好きな私は興味深い内容でした。そして竹宮さんと増山さんの共依存関係も、読んでいて辛かったです。異なる才能がある者同士、ポジティブに高め合うこともできたはずなのに。

@trinity705 性格の違いもありますし、何よりも二人とも若かったのだと思います。萩尾望都は非常に内向的ですし、竹宮恵子はもうひとりのひとの力を得て自分が絶対的に正しいと思ってしまったのでしょうし。


初めまして。私は宝塚でポーの一族を見てから原作とトーマの心臓などを読んで、「なんでこの作品に思春期に出会えなかったんだ!」と萩尾望都さんの作品に衝撃を受けました。
他の方の作品は読めていないんですが、若さゆえだったのか、読むだけでもとても辛い気持ちになりました…

共同生活までしていた人との断絶、とてもつらい経験だとは思いますが、それが各々の作品に少しでも良い影響が出ているのならば良かった、と言ってもいいのかな?でもやはりそれは当事者自身が決めることだし…というモヤモヤした感情になってしまい、これは読むほうも「一度きり」だ、と思ってしまいました😭

@Halca こんにちは。そうですか、宝塚でも上演されたのですね。確か宝塚では「ベルサイユのばら」も上演されましたよね。わたしはどちらもリアルタイムで読んでいましたが、宝塚歌劇はまだ経験していません。


はい、数年前に上演されました。流石に時間の関係でエドガーが家族を失ってからアランと一緒に旅するまででした。
ベルばらは主人公を変えたりして何パターンもやっています!(笑)「オスカル編」「アンドレ編」「フェルゼンとアントワネット編」と言った感じです!
ベルばらは相当チケット争奪戦が大変なのでふが、いつかご帰国された際に宝塚を観劇して頂きたいですー!

@Halca ほう、おもしろそう!一度観てみたいです。何パターンもあるとは…まあ、漫画のほうでも番外編が色々出ていましたけどね。


面白そうと言っていただけて嬉しいです!(宝塚ファンはなぜかこういう身内感を出してしまうんです😂 )
アマプラで500円くらいで配信版が観れると聞いた気がします…!ただ海外からだと制限かかる現象もあるようなので、それが心配なのですが…!
漫画でも番外編出ていたのですね!今度本屋さんのぞいてみようと思います!

@gaby
木原敏江先生の
「個性のある創作家が二人,同じ家に住んではダメ」
との言葉が苦いですね(167)

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