【未解決】フランス語で存在理由を意味する「raison d’etre」(レイゾンデイト)という言葉がある。末尾に「re」がつくが消音のため発音しない。最近「レイゾンデイトル」というカタカナ語として使われているのを耳にした。どうして「ル」がついたのか、理由を知りたい。(栃木県立図書館)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000027790
これ、相談内容自体が間違っていると思う。
「レイゾンデイト」なんていう発音は聞いたことがない。辞書を見ると、[rεzɔ̃ dεtr]と発音するから、カナ表記は「レゾンデートル」で合っている。Forvoでネイティブの発音を確認しても、êtreのrまでしっかり発音している。ていうか、「消音」って何だろう?
質問者は頭を「レ」じゃなくて「レイ」と二重母音みたいに表記しているから、フランス語由来の英語の話をしているのかもしれないけど、英語でもêtreのrは発音するんだよね(ただし、教養がない英語ネイティブなら「レイゾンディーター」みたいに発音する可能性はある)。
そもそも相談内容が間違っていたら調査しても解決するはずがないけど、レファレンスサービスの役割は調べ物のサポートだから調べざるをえないということだろうね。
でも、êtreのrは誰でも当たり前に発音しているから、rを発音する理由を説明している文書は存在しないと。