ビューヒナー『ダントンの死』における性の不確かさ/フルイディティについて考えていて、
「墓みたいに愛してるよ」はフランス語で"Je t'aime comme la tombe"か"〜comme le tombeau"の2通りに訳せるので、男性名詞と女性名詞の違いからダントンとジュリーのジェンダー/セクシュアリティの揺らぎのニュアンスが出せるのではないかと思っていたが、原文ドイツ語のgrabは中性名詞だった
でもジュリーが死ぬ時大地を名詞の性である女性に例えるのはドイツ語も同じみたいだ
ロマン・ロランの『ダントン』はタイトルロールが大地を語るのでマッチョイズムの範疇に留まっているが、ビューヒナーではジュリーに言わせているのは独特だろう
zaraのバニラはシュプリーム購入 インクの香りが良き バイブレーションと迷ったが
ヒプノティックは某ディオール(既に持ってる)に激似だと個人的に思ったので買うの難しい人は良いかも
#香水
今考えたトンデモ野球物語@フランス革命の概要
タイトル
École des cadavres: A Tale of Base-ball Idiots in the French Revolution
あらすじ
死んだはずのガブリエル・シャルパンティエは目を覚ました。傍らには木製バットとグローブ、スパイクシューズ。彼女はずっと抱えていた虚無が満たされてゆくのを感じる。ガブリエルにはホームランアーチストとしての才能があった。しかし18世紀末のパリで上手く活かすことができず、生前の彼女はずっと社会からの疎外感に曝され続けていた。
2年前に死んだ後パンテオンから引きずり出された剛腕ピッチャーのミラボーとともに、彼女はあてどない道行きを疾走する。バットを振るたび野球の快楽に溺れてゆくガブリエル。彼女が革命に求め続けた自由がそこにあった。
一方、残された者たちの過度な深入りや熱狂、疲労のため革命は迷走し始める。
野球は血の海に溺れかけた革命を救えるのか。
血と薔薇といえばジルラヴスのこれも大好き
https://youtu.be/tEroz1pw8JM?si=0yEqL_RM9bbtPoRe
LRFでガブリエルが唐突に死んだの(カミーユも「あまりにも突然で何が起こったのか分からない」と言っている)はもしかして自殺をほのめかしている?
九月虐殺にショックを受けて、夫の前では健気に振る舞っていたが内面は絶望に染まっていたのか
La Révolution française (1989)のガブリエルはとてもかわいくて魅力的だが内面描写が薄すぎるんだよな
part1は革命に積極的に参加する姿が描かれてて良かったんだけど
特にpart2は九月虐殺に怯えた場面だけで、リュシルみたいにその後何を考えたのか一切明かされない
フランス革命の歴史創作(ジャコバン寛容派メイン)を細々とやってます。ロックとNPB(贔屓は公)が好きです。