今考えたトンデモ野球物語@フランス革命の概要
タイトル
École des cadavres: A Tale of Base-ball Idiots in the French Revolution
あらすじ
死んだはずのガブリエル・シャルパンティエは目を覚ました。傍らには木製バットとグローブ、スパイクシューズ。彼女はずっと抱えていた虚無が満たされてゆくのを感じる。ガブリエルにはホームランアーチストとしての才能があった。しかし18世紀末のパリで上手く活かすことができず、生前の彼女はずっと社会からの疎外感に曝され続けていた。
2年前に死んだ後パンテオンから引きずり出された剛腕ピッチャーのミラボーとともに、彼女はあてどない道行きを疾走する。バットを振るたび野球の快楽に溺れてゆくガブリエル。彼女が革命に求め続けた自由がそこにあった。
一方、残された者たちの過度な深入りや熱狂、疲労のため革命は迷走し始める。
野球は血の海に溺れかけた革命を救えるのか。