わりとあたらしい同世代の女性友だちと話していて、移民の娘でとても聡明だけれどかなりコンサバなのは重々承知していたけれど、ロンドンの主要道路M24を麻痺させるデモ計画をしていた環境保護団体の若者が実刑判決を受けたことに対して「当然」と言っていてウームとまた落ち込むなど。

移民でコンサバというのは自分的には大いに違和感があるのですが、いますよね。パキスタン出身の知り合いがいますが、彼は熱烈なトランプ信者だということを最近知りました。落ち込むというか、頭をひねります…。

いわゆるBRICSあたりの出身でご本人は社会的に成功している人にコンサバが多いように思います。自分が成功したのは努力の賜物、努力せずに福祉目当てでこの国に来るやつは許せない、という感じです。

でもバリバリの共和党支持なのに、祖国から老親を呼び寄せて、フードスタンプ貰わせてた人、知ってます。それはあなたの主義主張に反するのではないか?と指摘したら、自分は、親のもらっているフードスタンプの額よりももっとたくさん税金として払っているから、自分の親を米国政府が面倒見るのは当たり前なんだそうです。

ああ、そういう人いますね。分かります。しかし「自分の親を米国政府が面倒見るのは当たり前」って、共和党お得意の「自助努力」や「小さな政府」はどうなんだと思いますが…。


そう、かなり頑張って子どももよい私学にやって(英)、自分も有名企業で管理職やったり。友だちにはやさしいし気前もいいし話していても面白いんだけれど、時々ガツンガツンとね、話が私にはひっかかるわけです。アハハ労働党政権じゃどうにもならんでしょ!的にハナから決めていて。

親にフードスタンプもらわせるのは、なんというか、「少しでも取り返したい」んでしょうかね。けっこうセコい…。

わたしの話題にした友人は一緒にするつもりはないのですが(👇この人たちほどひどくはないので)、英保守党政権で大臣などをやったプリティ・パテルやスエラ・ブレヴァマンは両親インド系ですが、難民は問答無用でルワンダに送れ、ホームレスのテントは没収!出ていけ!とバリバリ差別主義者でのけぞりました。第一世代の両親もたぶん才能+努力できる人たちで、その苦労や成功を見てきたからなのかなぁ。

努力と才能が成果を上げるためには、まず能力を発揮する機会が必要なのですが、その機会も与えられていない人が多いということに気づかないんでしょうね。

オイラの周囲の移民、とくにインド系の人たちは、母国で恵まれた環境に育った人がほとんどで(だからアメリカに留学 → 就労できた)、最初から機会を与えられてきた人たちなんですよね。ちょっとズレますが大昔に大学のボランティア活動でインドに行ったとき、地元の大学生と交流する機会があったのですが、彼らが「カースト制は過去のもの」「差別は今はない」と口を揃えて主張したのにぶったまげました。

わかります。理系はインド系がものすごく多いのですけど、あの貧富の差の激しい国で、高等教育を受けた人、というのがどれだけレアな存在であるか自覚してない人が多いようにように思います。自分たちより下の階層の人は目に見えない透明な存在なんでしょうね。表面上はカースト制はもう存在しないことになってますが、社会の底辺の人たちは差別に声をあげるといういうことすら知らない状態で放置されているようです。

「高等教育を受けた人、というのがどれだけレアな存在であるか自覚してない人が多い」「自分たちより下の階層の人は目に見えない透明な存在」… ほんとそれです。いつも思うのですが、ならこさんは表現力豊かですね。

いやあ、光栄です。書くと声のトーンが分からないから、なるべく注意して書くようにしてます。精進します。

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