『アクナイ』「ダーティマネー」ネタバレ
また『アクナイ』がおもしろシナリオの記録を更新してしまった。
「シラクザーノ」「吾れ先導者たらん」に次いで好きなサイドストーリーになった。
住民たちが借金(融資の返済)地獄であえぐ中、行政すら倒れた後の銀行内で「地元住民へのサポートに徹する弊行」の広告が流れる冒頭の皮肉さ。
日本人が好きな「正義の反対は別の正義」ではなく、むしろ分かりやすく銀行の行い(による不当な契約や取り立てなど)が悪として描かれているけれど、むしろ物語は加速度的に面白さを増していくからぐぅの音も出ないよね。
銀行という「悪者」をつくりたいんじゃなくて、ウッドロウの台詞を見るに、やはり『アークナイツ』のクリエイターたちは、混迷する世界でもどこかしらに「善」なるものが存在すると信じているのではないか?と感じさせる。
そうじゃなきゃ今の現実世界を見て、こんな台詞書けないよ。
ジェシカたちが文字通り法を犯す「アウトロー」として歩み始めるところは、アメリカのカウボーイの表象も意識していて粋。
泣き虫ジェシカが泣くことをやめることをもって「成長」と呼ぶのではなく、むしろ生への肯定として描いているのも胸が熱くなった
昇進2Lv.60の淬羽サイレンス(スキル3無特化)置いておくから、イベントボスの攻撃強すぎて無理だよーって人は使ってシナリオ完走してね!
みんな「ダーティマネー」を読んで