職務質問を任意だからと拒否したら、おそらく私の指輪を見て「結婚してますよね? 協力してくれないと、たとえば、もし奥さんが犯罪に巻き込まれる〈た〉とき、その犯人を(同様の職務質問に、同様に協力してもらうことで)事前に止めることができなくなっちゃう」というような、ものすごくアクロバティックなロジックを披露された。
カギカッコ内の文章がおかしいのは、先方の論理構造が破綻しているからです。文字にすると、さすがき頭がしんどい。
これは「協力しないと助けないぞ」という脅迫ではなく、「あなたが協力してくれることで、(可能的)犯罪者も、犯行前に職務質問に協力してくれて、未然に犯罪が防げます」という優しい説得です。
常人に考えられるようなロジックではないので、この警察官本人の問題でなく、組織的に「学習」しているのではないかなと私は考えています。
以下は個人的な感想。
このようなややアクロバティックな考え方を警察官がその場で思いついて即興的に述べることはあまりなさそうだと思う。
詭弁が少し(?)混ざっているんじゃないかと思いつつも、こういった論理の展開は個人的には割と好きではあるので自分は喜んでしまって職務質問に対して多分色々と洗いざらい話してしまうと思う。
問題は論理の展開が鮮明すぎるというかアクロバティックすぎて、その後のこちらとのやり取りにおいて相手の警察官からそれ以上の鮮やかさ(?)を期待できそうに思われないところだと思う。
アクロバティックなことを言うならそのままその切れ味を保って会話を続けて欲しい……自分は思うのだろう。
そして内心少し落胆しながら質問に回答することになりそうだと思う。 [参照]