今日の将棋フォーカスは「将棋AI 進化の20年」。観るプロや開発者を交えてのテーマ展開。講座含めての30分では尺が不足していたように思う。

将棋フォーカス最後のほうで「AIとのつきあい方」をプロ棋士に聞いてる部分があって、そこが一番膨らませてほしいところだった。

進歩しているAI技術は、いまや絵を描きテキストを書くようになり、人間の営みのようにできる(ように見えている)ことが増えてきているけれど、その事に対するポジティブ/ネガティブ評価はあれど、まだその技術的進歩ばかりに焦点が当たりすぎている気がする。

囲碁界や将棋界は、ひと昔以上前からAIの進歩に関わりがあったので、かの世界がAI技術の本質をどう捉えていて、どのように付き合っていくつもりなのか。それは、棋界に身を置かないぼくたちみたいなフツーのひとにとっても価値のある、重要な論点になりうると思うのよね。

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ぼくは、囲碁将棋のひとたちはAIを上手く使えているほうだと思うので、ぼくたちはその使い方を分析して参考にしてみるのが早道かもしれないな、と。

まぁ、囲碁将棋のひとたちも、AIとのつきあい方にはまだまだ試行錯誤の段階だと思うし、それこそ「AIとのつきあい方の最適解」なんかないかもしれない。ただ、かの世界のひとたちがどのような方向性に動こうとしているのか、それについて少しだけ気にしておくとなにか有益なんじゃないかな、くらいの感覚でゆるっと追いかけておきたいな。

そうそう、将棋フォーカス番組中、サバンナ高橋さんが「AIはいつか将棋の真理までたどり着けるんですかね?」みたいな質問をしていて、開発者の人が一瞬少しだけモニョモニョしていたように見えたんだけど、ぼくはふと、ここで言う『将棋の真理』ってなんなのだろう、と感じちゃったのよね。

それはたぶん「将棋における必勝手があるかないか」のことで、そこに到達すると将棋というゲームがどうなるか、の話をしていたんだと思う。

そんなことを考えていたら、NHK杯将棋の画面から「AIによる評価バー」が消えていた。さっきから解説が持将棋云々言っているから、AIが意味を為さない展開になってるんだろうか。

AI万能のように思われている現代において、AIが意味を為さない世界って、なかなか興味深いなぁと思った。

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