ドキュメンタリー映画「教育と愛国」を観てきたんだけど、「歴史から学ぶものは無い」「敵がすぐそこにいる」「日本人としてのイデオロギーが必要」などと臆面もなく公言する政治家や学者が教科書を検定し作ろうとするこの数十年の流れがひたすら薄ら寒くて、キツい、本当にキツイ…となってたらとどめのようにトーク(トークがあった)の最後で質問者が「こんなの政治集会ですよ。従軍慰安婦なんてものわかる人、日本人に10パーセントくらいしかいないんじゃないですか」と言い放ったので「ギエーこのドキュメンタリーって本当に現実なんだ…」と逆説的に確信してしまい、ずっと沈んでて、夢見悪そ~~~と思ったらテナントさんのステージドアでめちゃくちゃ興奮する夢見て起きた時「なんでやねん」となった

公開から2年経ってるわけで、じゃあその2年の間に何があったかというのを上映後のトークで映画にも登場した出版労連の方が簡潔ながら説明してくれたのはすごく良かった 今思うとあのトークでいかにも右翼的発言をした人はひょっとしたら映画のタイトルだけで愛国映画を見られると勘違いして来たのかもしれない

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出版側、しかも教科書を長年作成する側にいた人が、「ウクライナ侵攻前に…直前だけでなく現在進行形で今もやっているとは思いますが、ロシア政府が介入して行った子供たちへの教育を、全然他人事として笑えないのです」と口にしていた

映画冒頭で小学校の道徳の教科書のページを紹介するんだけど、内容が「礼儀正しい挨拶の仕方」だもん 「朝はおはようを言おう」とかじゃなくて「おはようございますとお辞儀のタイミングはどちらを先にするのが正しいでしょう?」って質問してる(しかも正解がある)
今この国の教科書で教えるのがそれって正気…?ホラー苦手だから見ないけどどんなホラーより怖いって

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