今更『ジョーカー』(2019年)初見感想 ここから悪口
なんつうかね、あえて"弱者男性"という言葉を使いますけど、そういう自意識のある人って"社会でうまく行ってる奴をつぶして祭り上げられる"ジョーカーのような人生に憧れつつ、一方で自分は"社会で上手くいってない奴"のことは超絶ばかにしてるわけです。社会が"弱者男性"を見捨てるのと同じかそれ以上に、"弱者男性"は他者、とりわけ弱者を見捨て軽視しバカにしている。
だから現実に"弱者男性"のような層がヒーロー視するのは、富裕層を殺す人間じゃなくて障害者を大量殺戮した植松のような人間でしょ。"弱者をさらに徹底的に踏みつぶす存在"こそを本当は求めているくせに、自分は富裕層=権力をつぶしてヒーローになることに憧れる。とてつもない自己矛盾があるわけです。で、『ジョーカー』って映画はそう言う矛盾に全く気付いていない作りだと思いました。
バーカ!インセルが義賊的な人間に共感なんかするわけなんだろ!