時代小説の文だとしてもおかしくない仕上がり。カッコええ
he〜aloftが主語でwretchedが補語。who〜aloftが形容詞説でheを修飾。whoは関係代名詞で形容詞節内の働きは主語。antique booksの後のカンマはlook backに付く前置詞uponが作る副詞句を並列している。that〜aloftは形容詞節でtreesを修飾。thatは関係代名詞で節内の働きは主語。正直あまり理解出来ていないが、苦し紛れに訳してみると、
私訳「褐色の壁掛けがあり、不快な骨董本が並んだだだっ広く陰鬱な部屋で過ごした孤独な時間や、遥か高くで捻れた枝を静かに揺らす、グロテスクで、巨大で、蔦の絡んだ木々が繁っている黄昏時の木立での畏怖を抱かせる様な夜警を回想する者は哀れである。」
DeepL訳「茶色い掛け軸と気の遠くなるような古書の列がある広大で陰気な部屋での孤独な時間や、グロテスクで巨大な、そして蔓に覆われた木々が静かにねじれた枝をはるか上方に振り回す黄昏時の木立での畏怖に満ちた観察を振り返る人は哀れである。」
南條訳「茶色い掛け物がかかり、人を狂わせる古書の列んだ広い陰気な部屋で過ごす長い時間や、遥かな高処でねじれた枝を音もなく揺らす、グロテスクな、巨大な、蔦のからんだ樹々の薄暗い小森で、恐ろしい寝ずの番をしたことをふり返るものは愚かである。」
続き。
"Wretched is he who looks back upon lone hours in vast and dismal chambers with brown hangings and maddening rows of antique books, or upon awed watches in twilight groves of grotesque, gigantic, and vine-encumbered trees that silently wave twisted branches far aloft."
この文もまた主語と補語が倒置され、補語を強調する形になっている。
一文が長く、並列関係や従属関係が分かりにくいので、以下の様に書いてみた。