人権思想は西欧生まれだけど、西欧人は未だに「フルスペックの人権」を「クラブメンバー」にしか認めたがらない現状。だからといって人権なんかいらん!となってはいけないので、「クラブメンバー」ではない我らの手で完成させようという前向きな考えをしたい。

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人権の思想は歴史とともに拡張されてきました。

第1世代 アメリカ独立宣言、フランス人権宣言(18世紀)。安全保障、財産、政治参加の権利など。

第2世代 世界人権宣言(1948年)。社会経済的な権利。福祉、教育など。

第3世代 民族自決権、クリーンな環境、先住民族少数民族の権利、LGBTの権利、「ビジネスと人権」など。
出典: iep.utm.edu/hum-rts/

第2世代の女性差別の禁止の例が日本の女性参政権、人種差別の禁止の例が南アのアパルトヘイト撤廃。

(ただし米国で1960年代に盛んになった黒人公民権運動は、国際人権ではなく国内法である公民権法に基づくので、文脈が異なります)

そして今なお人権の先進地域はEU圏です。教育の普及度が違う。

まだまだ世界は不平等で満ちています。人権の要諦は「社会のダブルスタンダードを撤廃すること」です。しかし、例えば完全なジェンダー平等だけでも今世紀中は無理だと言われています。

ポストコロニアル(脱植民地主義)の文脈で見るなら、むしろ非西欧の国々が人権のリーダーシップを取るべきでしょう。しかし現実にはアジアでは権威主義的な国が主流。道のりは遠そうですが、挑戦する価値はあります。
fedibird.com/@pica_pica/111333 [参照]

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