「なんだい、ヌヴィレットさん。まさか着飾った俺に興奮したのか?」と軽口を言って誤魔化して去ろうとする⛓️に対して「君は着飾ろうが着飾るまいが、美しい」と言い切った🌧️は「だが自身の不調を隠そうとする姿勢は好ましくない。休んでいくといい」と断固として休ませる意志を示す。
渋々ソファーに腰掛けるも「看護師長といい、あんたといい、俺の周りはお節介焼きが多いな……」と珍しくトゲのある言い方をしてしまう⛓️
「君はそれだけ慕われる価値のある人間だという評価の表れだろう」と返す🌧️を鼻で笑い「価値があるだって?あんたが授けてくれた"公爵"には相応しいかもしれないな。だが、俺は、本当は、そんなご立派な人間じゃないさ」と自己嫌悪で眩暈がしてくる⛓️。
🌧️は「君は私が与えた"公爵"について些か勘違いをしているようだ」と静かに言ったあと、⛓️の前に立ち「私はリオセスリ殿に相応しい評価をすべきだと考えた故に、公爵という称号を授けた。"リオセスリ"殿が評価を受けるべき存在であり"公爵"とはそれを証明する為の名称でしかない」と告げる。
「……過大評価だ」と絞り出すように呻く⛓️だが「私はそのように思ったことは一度もない」と🌧️に言い切られ、黙ってしまう。少しの沈黙の後「もう少しだけ、休ませてくれ」と溢す⛓️。
「ゆっくりするといい」と優しく言い隣に腰掛けた🌧️の肩に、ぽすと頭を預ける⛓️。触れようか少し考えたが、肩を貸すだけに留める🌧️。