アリスン・モントクレア『疑惑の入会者』創元推理文庫
[訳] 山田久美子
シリーズ第3作目。戦後ロンドンで〈ライト・ソート結婚相談所〉を営むアイリスとグウェン。ある日初めてアフリカ出身の入会希望者が飛び込みでやってきた。流暢な英語を話す好青年の彼を面談したことでふたりは白人以外にも門戸を開こうと決意するが……。
📚 主要登場人物が増えたことで物語に幅ができ、より面白くなってきた印象です ☺️ またグウェンにとって目下のところ「最大の強敵」と思える人物も現れたことで、今後の展開にも目が離せません 😆 更に前作『王女に捧ぐ身辺調査』と今作を繋ぐ短編「机の秘密」が同時収録。これがまた面白い 😁 次作も楽しみです 😍
読了日 7月16日
[追記] シリーズ作品ですので前2作の感想等も返信で繋げます。
アリスン・モントクレア『王女に捧ぐ身辺調査』創元推理文庫
[訳] 山田久美子
シリーズ第2作目。1946年7月、ロンドン。〈ライト・ソート結婚相談所〉を営むアイリスとグウェンに、英国王妃に仕えるグウェンのいとこペイシェンス・マシスンから依頼され、何故かギリシャの王族・フィリップ王子の身辺調査をすることになってしまう。
📚 前作での「ラ・サル殺人事件」を解決して1ヶ月後の物語。グウェンのいとこから持ち込まれた依頼は英国王室の危機を救うための身辺調査だった……何故、町の結婚相談所にそんな重大な依頼が? 🤔 と、そのような疑問を持たれたのなら、前作『ロンドン謎解き結婚相談所』を読んでみましょう。お勧めです 🤗
📚 それにしても……このカバー画、見れば見るほど素晴らしい 😍 読者の想像力を補ってくれるだけでなく、読後に分かる小ネタが散りばめられているし 😁 何故それぞれの作品でアイリスとグウェン、どちらかの顔しか描かれていないのか 🤔 ということにも実は意味があったり…… ☺️ 実に秀逸なイラストとデザインです 😆
読了日 2022年8月4日