人生を捧げて曲が生まれ、人生を捧げて楽器を鳴らし、受け継がれてきたその上に今の瞬間、瞬間の音楽があるんやなと思った。
上手下手の物差しで語れない...いや、彼らは死ぬほど上手いけど...自分にはこれしかない、これだという魂が噴出しているのを見た。
演奏は別世界の素晴らしさだった。
彼らの才能と努力は言うまでもないが、人はそれぞれに器があって、そこから溢れ出る最後の一滴は、そういうものなんだと思う。
つまり、これ好きぃぃぃ
っていうやつだ!いぇぁ!!
ベルクは、オーケストラのための3つの小品。
もちろん、知らない曲である。
濃い小品やな。
少人数なモーツァルトの後、わらわら団員さんたちが出てきて、わぁいっぱい出てきた~
と喜んだ(謎)。
キレキレリズムとパンチの効いたサウンドが(以下略
スゥゥ~~...と始まって、最後に向けてドライブ全開で唸りをあげスーパー盛り上がり(以下略
えーー演奏者100人くらいおったんちゃう!知らんけど!
現代曲現代曲してる現代曲系だったが(※個人の感想です)、複雑かつ素晴らしく明解で、知的でパワフルでクールであった。キャーーーーーーーカッコイイーーーーーーー
謎の色んな音が聞こえてくるのも面白かった。
ところで、途中で、杵?を振るっている人がいることに気づいた。
餅?ついてる?
超巨大な打出の小槌?
シティハンターの香さんが時々取り出すアレ?
凄い音がする打楽器だったけど、席が舞台と同じくらいの高さだったので、下に何が置いてあるのか見えなかった。
🔨はかなりの重量と見えた...。あれを1/1000秒もずれずに意のままに当てるってスゴイ...。
長。
3行で。
ロケンロールだった
後半はブラームスの4番。
全行程40分以上かかる。
めっちゃ長い。
全然長くなかった...
大体、いわゆるクラシック音楽は、今の時代にそぐわないよなーと思う。
聞きつづけた50分後に、言葉にできないほどの感動が来るよ!
と言われても、歌のイントロすら省きたい時代に、ちょっと無理があるよね...。
時代は変わるものよ。
だが、摩訶不思議なことに、それをひっくり返して到達点に連れていってくれた。
すごかった...。
練りに練って、磨きに磨き上げて、持てるパワーを注ぎ込んで作り上げられたものだった。
至るところから、そういうものが溢れ出て、音楽に昇華されて、心を持っていかれたんやなと思う(寝て起きた感想)。
パッションとパワーと愛とプライドが、時代の流れを無視して突撃し、常識をひっくり返し、魂を揺さぶる。
めっちゃええよな!ええよな!ええやろ!?
みたいな。
ロケンロールである。
全然ブラームスの感想ちゃうやん。
3行で。
すごかった。
大事の前には聞かない方がいい。
大事が消し飛ぶ。
何か分からないけど、見てみたかった!いろいろとこう・・・すごいなっっ(語彙・・・ )
いろいろ...すごかったよ!!
世界最高峰オケのひとつ、というのがよく分かった。
まさにその通りです...。
プログラムも面白かった。
ベルクは絶対面白いやろなーと思っていた。
難解と噂(らしい)の曲を敢えて入れるということは、相当やり込んでいて自信がある+めっちゃ好きで布教したがってるってことよ!
人気で十八番のモーツァルトとブラームスの間に、布教用の曲を挟むのよ!
知らんけど!
ベルクは、端の人が落ちるんちゃうかというくらい、舞台上の人口密度が高かった。
舞台が小さいんかなと一瞬思ったが、2000人収容ホールでそれはない。
最初、どこから聞こえるのか分からん遠い音から始まって、100人(仮)の気合いフルチャージ高密度爆音が、2000人入る巨大空間をビリビリさせるのである。
それがギュンギュンドライブしながらリズムキレキレでビリビリビリビリうぉぉぉぉ (語彙
モーツァルトは、高錬度で高技術、抜群のセンスを紗で覆って、サラッとおしゃれに。
ブラームスは、気合いフルチャージ高密度情感が、2000人入る巨大空間を満たし観客の魂をうぉぉぉぉ (以下略
おすすめです
頭が落ち着いてきたので、プログラムについて。
モーツァルトの29番、ベルクの3曲組、ブラームスの4番であった。
どれも素晴らしかった
昨日と一緒やな。
モーツァルトは、18歳の時の作品らしい。出来上がっとるやん。天才はよく分からん
とても爽やかな曲で、繊細な音楽と抜群のリズムで駆け抜けた。素敵
センス爆発の揺るぎなきリズムが(以下略
全ての音が美しく繊細で(以下略
表に出ないところがまた素敵で知的な(以下略
隅々にまで神経を行き渡らせてコントロールし、かつそれをサラ~ッとおやりになりました。めっちゃオサレやー。
長い。
3行で。
素敵