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千葉雅也『現代思想入門』を読んでから「ポストポダン」という言葉について調べたり考えたりしてる。どうも、フランス現代思想と括られている哲学者で自身を「ポストモダニスト」と括られるのを嫌がったのが多数だとか。と、すると今まで自分が「ポストモダン」を蛇蝎のように接してたのは、ある種の藁人形だったのかもしれない。あと、本書で、ポスト構造主義(≒ポストモダン思想)は古典化している、とあった。だとしたら、フランシス・ベーコンの四つのイドラがバイアスと通じることがあるように、現代科学と通じる部分が「ポストモダン」にも現れるかもしれない。  

バイアスと4つのイドラは、私たちの抱く先入観という同じ事柄を話題にしているので通じるものを見つけるのは楽ですが、ポストモダンと現代科学の間に繋がりを見つけるのは骨が折れそうですね。パッと思いつくのは、ポストモダンが出てくる1970年代の前の世代で科学的な認識について論じたガストン・バシュラールとポストモダン思想の関係を調べてみるとか楽しそうだなと思いました。

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