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私の家の近くのコンビニは多彩な人種構成になっています。

ある日の朝早く、着火用の電池が切れて旧式のガス湯沸かし器の火が付かなくなりました。近くのコンビニに寄り、会計を終え店を出ようとしたところ、出口付近で一人のお年寄りに寄り添うように話しかけている外国人のスタッフに気付きました。
何気ない日常会話だったのでしょうが、お年寄りの顔には笑顔が溢れていました。日本人のスタッフでそんなことをしている人を見かけたことはありません。

アメリカのスーパーの会計では、店員がお客と楽しそうにおしゃべりしているのをよく見かけます。私もエレベーターの中で隣にいた人に、いきなり「今日は雨ふりで嫌な日ね、あなたは雨が好き?」と尋ねられたことがありました。話す事で、他人との緊張感をほぐしているのかもしれません。

日本で私が教員をしていた頃、試験期間以外は不登校の生徒がいました、彼は何故か学校の通り道のコンビニでバイトをしていました。

「なんで、わざわざ学校の近くのコンビニで働いているの?」と尋ねてみると、「だって、ここなら年齢も人種も性別も生活環境も何もかも違う人たちと一緒に働けて毎日が楽しいから」
「その楽しさを学校に取り入れたら毎日来るかい?」「できっこないでしょ、そんなこと」

彼の言葉が今でも耳から離れません。

アメリカのスーパーなどでは店員はお客さんとコミュニケーションをとる,というのが業務事項に入っていて店員さんはプレッシャーをかけられているのではいか,というのが僕の想像です.昔,ニューヨークのスーパーで,イラン人だというレジ係のおばさんと small talk になって,別れ際にハグされたことがありますが,これも僕への親愛の表現というより,近くにいた管理職の人への「お客さんとコミュニケーションをとっていますよ」アピールだったのではないかと勘繰ってしまっています.まあ,前大統領の時で,アメリカにいる外国人同士がソリダリティーを感じていた時期だったので,それもあったのでしょうが.

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