「好き!!!!」と思った画家
・タチヤーナ・マーヴリナ(旧ソ連)
ロシア・アヴァンギャルドが盛んだった時代に学んだそうで、大胆で鮮やかな色彩と筆致が美しくて一目見て大好きに。帰宅して調べたけど絶版絵本高いね……復刊してくれないかしら。
色彩感覚がスズキコージにも似たところがあって、というかスズキコージはバジョーフのロシア民話集『石の花』(岩波少年文庫)に素晴らしい挿絵をつけているんですけどこれも調べたら絶版!!
・ファルシード・メスガーリ(イラン)
伝統文化とグラフィックデザインを組み合わせた作風で、展示してあったイランの民話につけた線画イラストが素晴らしくかっこよかった!!日本で出版されてる絵本はこれまた色彩がはっきりしていて美しいです。
・ロベルト・インノチェンティ(イタリア)
精緻で具象的な作風。展示されていた『ローズ・ブランチュ』という絵本が気になってしまって、ドイツの小さな村でユダヤ人たちを助けようと尽力する少女の話だそうです。
・アルベルティーヌ(スイス)
イラストもお洒落でとても素敵なんですが、彼女の紹介文「「ますます分断される世界に生きる一人一人が、考えることを止めないことによって、暴力を抑止することができる」という考えを持っています。」を胸に留めておきたい。
・スージー・リー(韓国)
歴代受賞者の中では70年代生まれで一番若い方で、韓国人として初の受賞者だそうです。見てるだけで楽しくなる、伸びやかでリズミカルな線に清澄な絵柄と楽しいアイデア!「自らを「視覚言語を使用する画家」と考え、言葉を使わない絵のみの絵本を多数作っています」ということで、岩波書店や講談社から出版されているそうなのでチェックしたい。
リンクはアルベルティーヌ氏が国際アンデルセン賞を受賞した時のニュースなんですけど、「すごいデザイナーのラファエル」(仮題)のイラスト、めっちゃ可愛くない!?
https://www.swissinfo.ch/jpn/culture/絵本の世界_スイス人イラストレーター-国際アンデルセン賞を受賞/45770538