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ハイカルチャーとサブカルチャーの狭間の話。

1968年9月に放映された「ウルトラセブン」最終話では、モロボシ・ダンがアンヌ隊員に正体を告白する場面でシューマンのピアノ協奏曲が流れ、視聴者に強烈な印象を残した。

下記の記事によれば演奏はピアノ ディヌ・リパッティ、カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団。
hmv.co.jp/en/news/article/1505

記事には「冬木透氏は、不治の病のリパッティのあとのない切迫感が、素性を明かしM78星雲へ帰らねければならないダンの心境を表すのに、これ以上のものはないと選んだ」とある。

録音の2年後、リパッティは33歳で亡くなる。

音源のApple Musicリンク
music.apple.com/jp/album/piano
古い音源なのだけれども、息をのんで聴き入ってしまう。たしかに「切迫感」という表現がふさわしい。

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