私は去年の受賞者でしたが、評論って難しいなと思います。価値判断で削られる割には報われない。
去年書いたものは、とにかく上野千鶴子 /蘭信三 /平井和子 編『戦争と性暴力の比較史へ向けて』(岩波書店、2018)が本当に、人生観が変わるほどに素晴らしかったので、杉田久女の作品に論で接合させました。この本がむしろ読まれて欲しいです。
第42回受賞作「『杉田久女句集』を読む――ガイノクリティックスの視点から」岡田一実 - 現代俳句協会
https://gendaihaiku.gr.jp/about/award/critic_award/page-10001/
上野千鶴子 /蘭信三 /平井和子 編『戦争と性暴力の比較史へ向けて』 - 岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b345698.html