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私は去年の受賞者でしたが、評論って難しいなと思います。価値判断で削られる割には報われない。

去年書いたものは、とにかく上野千鶴子 /蘭信三 /平井和子 編『戦争と性暴力の比較史へ向けて』(岩波書店、2018)が本当に、人生観が変わるほどに素晴らしかったので、杉田久女の作品に論で接合させました。この本がむしろ読まれて欲しいです。

第42回受賞作「『杉田久女句集』を読む――ガイノクリティックスの視点から」岡田一実 - 現代俳句協会
gendaihaiku.gr.jp/about/award/

上野千鶴子 /蘭信三 /平井和子 編『戦争と性暴力の比較史へ向けて』 - 岩波書店
iwanami.co.jp/smp/book/b345698

男性ばかりの審査員は今年で任期が切れるのではと思っています。
ジェンダーバランスについては、何度も口を酸っぱくして公式の場で抗議したので、現代俳句協会には是正して欲しいと思います。

評価の多様性を訴えたときに、「多様性って何ですか?誰が男性で誰が女性?あー、わかんないので全部マジョリティ男性でいきます」というのが学術界隈でもあるようで、学術界隈ならもうちょっと複雑な論理を解そうとして欲しいです。学術界隈は過去の蓄積と社会構造によって「マジョリティ男性だけで価値判断するぜ!」になりやすい。もっと考えろや!と言っていく必要がどうしてもあります。

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