吉本のイジメ芸みたいなものが関西発で、全国に歓迎されて広まった現象も、今思えば、きっと、実はこんな世界線の最初のサインだった。彼らの不満の表現。私みたいにただ不快だから見ないようにしていたのも、面白がって歓迎したのも、皆、それに気づかずに真面目に向き合ってこなかったと言うこと。

アメリカの民主党や日本の立憲野党などに対する「恵まれた人たちが（学歴の高い人たちが）上から目線でやってるから伝わらない」みたいな批判は、“ことの本質”を何も理解していない。そう考えるのは逆に、MAGAみたいなものに惹かれる人々を随分甘く見ているよ。彼らの“狂気”は、もっとずっと手強い。

https://x.com/zpitschi/status/1857087052287730126?s=46&t=7ijHXvOVYdXMvERcNmfP7w

これ、各種の依存症などと同じで、広い意味での所謂「倒錯」の構造があるので（否認や躁的防衛、反社会性などの特徴がある）、本当に一筋縄ではいかないんです。変にアプローチの仕方でコントロールをしようとすると（笑顔で優しく接するとかは相手の心をコントロールする試み）逆に足を掬われるだけ。

とても幼稚な万能感も特徴。自他の未分化やサドマゾ性、世代間分離の曖昧さとか（大人と子どもの区別のつかなさ）。みんな備えている感じなのがMAGA的なもの。個々人にはグラデーションがあるし、ただ何となく乗せられている人だっているとは思うけど、あんなのに乗せられている時点でちょっと怪しい。