ただの現代の話かと思っていたら、これまた日本の占領の歴史の話でした。いやはや。ついでに日本国憲法の改憲の話まで出てきたよ。日本の映画界は、韓国の人にばかりこう言う映画を作って貰ってて、何やってるんだろうね。自分の国の歴史なのに。
まだ半分までしか観てないけど、「イ・ソンミンの出てる映画にハズレ無し」の法則は今回も健在。
邦題は『復讐の記憶』だけど、原題は『리멤버(remember)』。邦題付けた人、かなり攻めてる。
実際、復讐の話で、アルツハイマーだから完全にボケちゃう前に…このままでは死んでも死に切れない…という切迫感がある。
年配の韓国の人には他人事ではない思いを持って観た人も少なくなかったんじゃないか。主人公が次々に復讐を果たしていくのを手に汗握って応援する気持ちで…。…日本人の私でさえそうだったから。
虐めと同じで被害者は忘れられない。その被害者は同胞への加害者としての責任まで背負わされてしまった。私たちの歴史はこんなに絡み合っているのに、日本人がこんなに歴史を意識しないのは本当に異常。