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虐待を受けて育った人の(その虐待は必ずしも殴る蹴るや罵倒するなどでなくても良い)、心の発達という面で一番その人にとっての大きな問題は、大抵、自分の中の「弱さ」の否認なんですよね。

もっと言えば万能感。

そう言う人は、例えば、DVの被害者にも加害者にもなる可能性が非常に高くなるし、被害を受けていても、そのことにとても鈍感で、加害者を万能的に自分が救えると思い込んでいる。

虐待親を抱えて、自分の愛情でいつか親を理想的な親に変えようと無駄な努力をし続けていたり。

いやいや、これは他人事として言っているのではなく、私自身がその傾向がとても強かったので。

自分の痛みには鈍感で、自分が誰かを癒す力を万能的に信じている。そう言う人は、被害者として本当は痛めつけられて踏み躙られている「惨めな」自分の姿を完全に否認している。

そう言う人に、被害者としての、例えば親に傷めつけられて育ってきた自分の悲しみや痛みや怒りを実感してもらうには、結構ガッツリやっても、何年もの治療が必要になる。

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