(続き)
例えば、「お医者さんに行った」という話を聞いたときに、医者について、「彼は何て言ってた?」ではなくて、「彼女は何て言ってた?」と尋ねることで、情報のない状態で医者のことをいつも男性と想定して代名詞を用いるのをやめてみる(これはそもそも日本語ではあまり起きない現象ではある)。
また、保育園で働く女性は、預かっている児童が体調不良で保護者の迎えを呼ぶ時に、まず母親の携帯電話にかけるのではなく、父親の携帯電話にかけるようにしている、と語った。
他に、電車の座席で隣の男性が股を開いてスペースを広く取り始めたら、自分はそれ以上に場所を取ることにしている、など。
会社のプレゼンで女性のグループが発表したときに、上司の男性は「素晴らしい仕事だ、娘たち(女の子たち)!」と言ってくるので、対抗して、自分も部下の男性のグループが発表する時には、「素晴らしい仕事だ、男の子たち!」と言うようにしている、という話も。
(続き)
ユーモラスでありながら、いろいろ考えさせられる日常の行動について語られるので、興味のある人はTikTokなどで#microfeminism と検索してみてください。このムーブメントを始めたのはismashleychaneyで、フランスではJenylin.sua.さんなどが注目されています。いずれもTikTokのアカウント。