(松本創さんのツイート↓)

会見で一人の記者が取材対象者と応酬したり、食い下がったりした時、周りの同業者が「迷惑だ、やめろ」「こちらの取材に差し支える」と記者の方を責めるのは、10年以上前の橋下会見におけるMBS記者吊るし上げと同じだな。取材対象の権力者側の方が理不尽であっても「場のルール」が優先される。

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(続き)
「ルール優先」というか、それを口実にして、強い方=権力や主導権を握ってる取材対象者におもねっている。たぶん無意識に。知らず知らずのうちに。取材相手がたとえば不祥事を起こした野党政治家とか無名の一般人とか、弱い立場だったら、そうはならない。

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(松本創さん続き)

ただ、多くの会見が中継され、質疑のやり取り自体がニュースとなる現在は、報道の論理や原則に即して振る舞うだけでは、「なんであれルールに従わないのは非常識」と見なす世間を納得させるのは難しい。質疑の「見え方」まで気にしないといけない。昔と比べて今の記者は大変だし、難しいと思うところ。

ネットには根強い報道不信や過剰なまでのマスコミ攻撃が渦巻き、可視化されている。しかも二方向から批判される。「マスコミは反権力の左翼思想に凝り固まった偏向報道ばかり」とする右派的なものと、「マスコミは権力監視の使命を忘れ、権力の広報機関と化している」という左派的なもの。

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