どうでも良い話。この間も書いたけど、私は30代前半くらいの時に、それまでやってた学校の臨任の仕事を辞めて(障害児のお母さんたちの前で偉そうに「先生」してるのが辛くなったから、黙って身体だけ使う仕事をしたくなって)職業訓練校の造園科に入ってた時期がある。
その時の同級生は定年退職後のオジサンばかりだったんだけど、私ともう1人だけ、私よりも若い女の子がいた。
とっても変わった、頭の回転速い、突き抜けた子で、いつも想定外の面白いことを言っては私を笑わせてくれていた。彼女は何故か所謂「女言葉」(「あら〜だわ」とか「〜かしら?」とか「〜なのよぉ〜」とか)をいつもわざと使っていて、私も影響されやすいので、あれ以来、今も私は割と使う方かもしれない。
何年か経ってから、連絡をくれたので久しぶりに会って飲みに行った。彼女が言うには、何ヶ月か前に小学校の同級生と母校の屋上に忍び込んで、飲みながら花火をしていたら足を滑らせて4階の高さから落ちて、命は取り留めたけど大怪我で少し前まで入院していたという事だった。
私は直感的に彼女がその時死のうとしたような気がして「わざとでしょ?」と訊ねてみたけど、「まさかぁ〜」とケラケラ笑って誤魔化されてしまった。
でも今も私は、多分彼女はその時わざと落ちたんだと半ば信じている。
@zpitschi 昔はそう言う話し方をしていた女性、いました。
落ちた時、お母さんに連絡が行って、お母さんは取るものもとりあえず病院に駆けつけて泣いてくれたと彼女は言っていた。お母さんがそんなに心配してくれると思っていなかったと言っていた。
それまでは割とやることが無軌道で破茶滅茶だった人だったんだけど、その一件のあと、すっかり落ち着いて、暫くしたら結婚して子どもが出来たと、お子さんたちと一緒の写真のプリントされた年賀状をくれた。