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とんでもなくおぞましいものを見てしまったと言う感想しか思いつかない。

こんな恐ろしい映画を観たのは初めてだ。

何だこりゃ。

だけどこれ、インドネシアだけの話じゃないな。

戦後の日本もそのまま重なるんじゃないのか。

人殺しが何事もなかったかのように明るく楽しく暮らしてたのは日本もそのまんまじゃないのか。

アクト・オブ・キリング《オリジナル全長版》を観ているよ。
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主役…と言うか、中心人物とでも言えば良いのかな?…のプレマンが最後の方で孫を膝に乗せて自分の作った映画を見せるところで、私は岸信介の膝に乗った安倍晋三を彷彿とした。

…と、同時に、祖父の膝の上に座った幼い私自身が写っていた写真も思い出しましたよ。

そう言うことだよ。

あれはインドネシアの話ではない。

…ダメだ。

ちょっとダメージが大きすぎる。

辛い。

何だろう?
単に残酷さとかだけでなく、
無自覚さ。
愚かしさが悍ましかった。

それは私自身のことでも
あるからなんだろう。

しかもそれは日本だけにとどまらず
多分、
アルパチーノのアメリカも地続き。

何よりリアルすぎた。

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