私の仕事は絶望している人が希望を持てるようにすることだと思っている。
ただそれはただのオバチャンの私がいくら励ましたり、大丈夫だと保証してあげたり、楽しい話をしたりしてあげても無駄なんですよ。
その人が心の奥底であまりにも絶望しすぎて直視出来なくなっていることを一緒に見つめて、その人が幽霊を見ていたと言うことに自身で気づくようにするしかない。
ネトウヨとか、インセルとか、その他の全てのとても破壊的、嗜虐的にしか生きられない人たちは、実は皆んな心の底に、自分ではどうにもならないと思い込んでいる絶望を抱えているんですよ。日本人全般に程度の差はあってもそう言うところがあると思う。
私の怖いものをことさらに見ないと気が済まない傾向は、そう言う、本当に底の底の方に、強烈な絶望を抱えている人を理解するには役に立つことがある。面接の中ではどんなに残酷な話でも醜い話でも、決して避けずに耳を傾ける。本人が一番怯えているのを知ってますから、私が怯えてしまったら、本人の絶望に追い打ちをかけてしまうので。