"谷口 本の冒頭に、日本では人権が「思いやり」と同一視されている、という指摘が出てきます…日本には人権を誤解しているどころか、積極的に否定してくる人さえいます。

先日、ホテルのレストランで、昼食を食べながら出版社の編集者と打ち合わせをしていたんですよ。今、私が作っている人権の本の構成について話していたら、隣に座っていた60代くらいのご夫婦の男性が突然怒鳴ってきたんです。「こんな場所で人権の話なんかするな!」って。びっくりしたら、お連れ合いのほうも、「ごめんなさいね。でも美味しく食事をいただいているときに、そんな話を聞きたくないんです」って。

藤田 ええー。

谷口 「私たち、仕事の話をしているんですよ」と、冷静に対応しましたが埒があかないので、お店の方にお願いして個室に移りました。はあ? という感じですが、これが日本の一般的な現在地なのかなとも思ったんです。これ、ロンドンとかニューヨークのレストランだったら。

藤田 あり得へんと思うな。"

日本人はなぜ「人権」という言葉が苦手なのか – 集英社新書プラス - shinsho-plus.shueisha.co.jp/in

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