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東海村の臨界事故の時、実はうちの夫が比較的近い地域に単身赴任してたんですよね。たまたま夜中にテレビ点けたら、臨界事故が起きたってニュースやってて、何せ臨界事故だから、どのくらいの規模か全然分からないし、目に見えないし、素人ながらかなり心配した。だから、何となく人ごとではない事故でした。
ちょっと話が逸れるけど、今、鈴木邦弘さんがトゥートで紹介してくれてたvimeo観てて思ったんですけど、ほんの二十何年か前の動画(テレビ番組?)だけど、まだあの頃は人1人の死を今よりはもっとずっと深刻に受け止めて、共有できる感性が日本に残っていたような気がして、この20年の間の日本の人心の荒廃ぶりがしんどいなとも思ったりもして…事故の話とは関係ないですけど、いろんなことを思って観てます。

動画の内容ですが、とにかく放射線被曝の恐ろしさがよくわかりました。遺伝子が壊されるので新しい細胞を作ることが出来ず今ある細胞が死んでしまうと新しく再生されないので、皮膚も血液も臓器もボロボロと壊れていってしまう。しかもせっかく移植に成功した妹さんの白血球さえ時間と共に遺伝子に異常をきたし始める。事故直後、東大病院に運び込まれた時には普通に話も出来、食事もできていた方が見る見る衰えていってしまう。

治療に携わった医師や看護師さんなどの真心のこもった言葉も胸を打ちました。

動画から離れますが、確かあの時、中性子線が出ていると報じられて(私のような素人にはナンノコッチャですが)とにかく普通のコンクリートの壁とかは難なく通り抜けてしまうので、建物の外にいても離れていても被曝すると言う話が当時の私にはとても怖かった。

それにしても、もしあの事故が今起きていたら、自己責任論みたいなバッシングがすごいことになっていたかもしれない。あの事故は作業員の方の杜撰な作業手順などが原因だったと記憶してますが、それでもあの当時、例えば「自業自得」と言うようなひどい言葉を投げつけるような人たちは、私の知る限りではだけど、湧いていなかった。今ならどうなっていたかと思うと恐ろしい。家族まで特定されて嫌がらせされていたのでは?

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