【9/15】モーゼスの「霊訓」(下)第28節 古代エジプト人の宗教的生活 https://akito-takizawa.com/2024/09/15/spirit_teachings_ge_240915/
霊性に応じて責務が決まる
確かになりません。時代は常に進歩し、より高い知識を獲得していきます。発達段階の低い別の民族に適したものが、必ずしも現代に合うとはかぎりません。が、獲得したものがある一方には、失ったものもある。そして、その失ったものの中には、いかなる形式の信仰にも等しく存在すべきものがあります。
それが、おのれへの義務と神への献身です。これは決してエジプトの信仰のみの占有物ではありません。イエスの生涯とその教えの中では、むしろそれが高度に増幅されて具現されています。
しかるに、そなたたちはそれを忘れ去った – 真の宗教の証ともいうべきものを失った。その点において、そなたたちが軽蔑し批難している者の方が、そなたたちを凌いでいることを、とくと認識する必要があります。
常づね述べてきたことですが、人間の責務は、その人間の宿す内的な光によって大小が決まります。啓示を受けた者は、その質が高ければ高いほど、それだけ責務が小さくなるどころか、逆に大きくなるのです。
信じる教義のいかんにかかわらず、正直さと真摯さと一途(いちず)さとによって向上した者も多いし、その信仰にまつわる期待