【8/30】モーゼスの「霊訓」(中)第18節 信仰と自由 https://akito-takizawa.com/2024/08/30/spirit_teachings_chu_240830/
イエスは人間生活の改革者
イエスの使命もそこにありました。律法を廃止することでもなく、削除することでもなく、正しく成就させることこそ使命であると公言したのです。モーセの戒律の根底にひそむ真理を指摘しました。
パリサイ派の儀式にまつわる夾雑物を取り除き、ユダヤ学者の空理空論を排除し、その奥底に横たわる霊的真理埋葬されかかっていた崇高な原理を白日のもとにさらしました。イエスは宗教改革者であると同時に、社会改革者でもあったのです。
その生涯の大事業は、人間を霊肉ともに向上させることであり、偽善者の正体を暴くことであり、偽善的行為の仮面をはぎ取ることであり、暴君から逃れんとしてあがく魂を、その魔手から救い出すことであり、そして神から託された真理の力によって人間を解放することでした。イエスはいみじくもこう述べています –
「私は真理を教えてあげようとしているのです。その真理こそ魂の束縛を解いてくれるのです。そのとき真の意味であなた方は自由の身となるのです」(ヨハネ8・32)(3)
イエスは生と死と永遠の生命について説きました。人間の真の尊厳を説きました。神についての進歩的知識を得る方法を説き