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【8/9】モーゼスの「霊訓」(上)第5節 霊媒の条件 akito-takizawa.com/2024/08/09/
最大の要素 – 無私と献身

いつの時代にも、自己犠牲こそが聖賢の最大の徳でした。その時代相応の進歩性に富む真理を旗印にした予言者たちは、みな、我欲を滅却して使命に生きた人たちでした。バイブルにその名をとどめるユダヤの指導者たちは、無私の純心さをもって誠実な人生を送りました。

とくにイエスは、その地上生活を通して、使命のための最高の自己犠牲と誠実さを身をもって示した、偉大にして崇高な模範でした。イエスの中に、人類の全歴史を通して最大限の人間の可能性の証を見ることができます。(1)

地上的知識の誤りを駆遂して真理の光をもたらした人々は、みな、自分に課せられた使命のために無私と献身の生涯を送った人たちでした。ソクラテスにプラトン、ヨハネにパウロ、こうした真理の先駆者、進歩の先導者は、無私無欲の人物 – 我を張らず、尊大ぶらず、自惚れることを知らない人たちでした。

いちずな誠実さ、使命への献身、自己滅却、私欲の無さ、等々の美徳を最高度に発揮した人たちです。それなくしては、彼らの使命が成就されることはなかったでしょう。もしも私欲に囚われていたならば、その成功の核心が蝕(むしば)まれていたことでしょう。謙

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