JAIHOでベトナム映画『マダム・ヌーの家』を見た。年頃の娘と、姉夫婦、姉妹の母とそのまた母がファミリービジネスとしてカニ麺屋をやっている、その朝の準備から始まる映画。コミカルだけどなかなか深くて良かった。自身のトラウマもあって、娘たちや婿に過剰な締め付けを行うマダム・ヌー、冒頭の場面をみたら、ある程度までマダムが一人でやってから娘たちを起こして手伝わせてる、てわかるんだけど、まあよろず強烈ではある。基本は妹娘の恋愛顛末で話がすすみ成長する妹ちゃんだが、母であるマダムも、「この歳で」学んだことがあった、という終わりになっていた。
ラブラブな時の妹ちゃんが彼に連れられて行くおしゃれ喫茶は、オーブンリールテープレコーダーとかレトロなもの含めいろんなグッズがあふれ、香港で言えばたぶんelf lab*的な雰囲気の店で、ほほー、ベトナム若人に人気なのはこういう店なのね!と思ったり。
*elf lab は、香港映画で美術の仕事をされている張蚊さんがなさっていた雑貨屋(?)。『年少日記』ロケ地でもあるが惜しくもクローズ。