民主主義、自由の大切さ、といったことは、日本の戦後教育の最初の頃の人はちゃんと教育を受けたのではないかと思う。でもそれが教科書の中のことだけ、であって、選挙なりデモなり請願なり(そういうのだけではないと思うが)とか日頃の言動にどう結びつくはずか、というのがわかってないのでは。私は子供の頃読んでた本で、戦争中に子供でも考え方を変えられてしまう、考えが変わらなくても行動を変えざるをえない(自分を守るため)というのを読んでものすごい恐怖だった。あの恐怖は役立ってるけど、これも、大人としての行動にどれだけヒントになるかというとたぶんそれだけじゃダメなんだと思う。