『風景』第一部・第二部。2019年の運動よりも、2014年の雨傘運動よりも以前の2011年のオキュパイ運動の頃を舞台にしたフィクションと、様々なドキュメンタリ映像を組み合わせた長編。かなりの力作では。今の香港ではこの映画すらも上映できないのだろうか?
皇后碼頭廃止反対運動の映像もあり、そこには、某有名監督も映っていたりしたのだが、それが2007年。個人的に初めて香港に行ったのが2006年で、それから今に至るまでほんとに凄い時間を生きてきたのだな香港の人たちは…と思った。
社会運動以外で、市井の人の来し方について、登場人物の一人である記者が聞き取りをする、というシーンもあり、ここで答える人はリアルの人だった。
ドラマ部門の俳優は私的にはとっても豪華、この映画は2016年のなのだが、岑珈其やフィッシュ・リウ、さらにはロー・ジャンイップ盧鎮業大フィーチャーでヒャーなんてありがたい映画でしょう!とくに最後のシーンが圧巻だった。
あとそこにかぶる音楽がまたカッコ良かった。この前金馬獎取った黄𧗠仁。 #香港映画祭2022