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【ほぼ百字小説】(5624) 最後の日に、花束ではなく鍵束を渡された。じゃらんと重いそれは、どれも見覚えのあるいつか失くした鍵たち。ひとりになって、自分では直接見ることができない鍵穴を見る。鏡の中の自分の額に並ぶ暗い穴を覗き込む。
 

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