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【ほぼ百字小説】(5606) 泥の柱と塩の柱がいくつも並んでいる。黒い柱と白い柱。胡椒の瓶と塩の瓶のように、と一瞬は思ったが、塩のほうは喩えではなくそのものだから、塩の瓶ではない別の白い何かに喩えないと、とチェス盤のような場所で。
 

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