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【ほぼ百字小説】(5280) 呼び名からして河童と同様、水辺の妖怪か。そう思ったときには、もう魅入られている。その身に纏った水の中から餡色の瞳で見つめてくる。食べるな、と自分に言い聞かせたところで、頭の中はすでに水饅頭でいっぱい。
 

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