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【ほぼ百字小説】(5272) ずっと葉っぱだとばかり思っていたが、よくよく見ると緑色の薄っぺらな手で、それらが蔦のようにあの空き家を覆いつくしていたのだ。手だとわかったのは、これまでパーだけだったのに、グーやチョキが出てきたから。
 

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