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【ほぼ百字小説】(5213) 子供の頃、たしかに見た。ブラウン管の四角い光の中に、たしかにいて、たしかに見えたのだ。今、同じ映像を見てもそれは見えないが、見てしまったものを今さら見なかったことにはできなくて、だから今もここにいる。
 

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