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【ほぼ百字小説】(5178) かつては畏れられた大怪獣だが、お座敷がかかると尻尾を振ってすり寄っていく。自分より強い者を本能的に見分けるのだろう。今は老人になったかつての子供たちにそんな自分の姿を見せるのも役目、などとしたり顔で。
 

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